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体験談

修士課程留学レポート

beo志望動機書(Personal Statemnet)書き方講座を受講され、現在、サセックス大学開発学修士(MA in Development Studies)に留学中の森新樹さんの体験レポートです。サセックス大学留学希望者必読です!

最終回 イギリス、サセックス大学にて「開発」を学ぶこと

修士論文を提出し、先日帰国しました森新樹です。最終回の今回は留学を総括して、「イギリスで、サセックス大学で、開発を学ぶこと」にて、このリポートに幕を下ろさせて頂きたいと思います。

サセックス大学開発研究所へのイギリス留学を通して大きなことに気づかされました。それはDevelopment Studiesの多様性です。私を含めて多くの日本人を含む先進国の人々は「Development (Studies) = 国際協力(学)」という価値観の中、学んでいます。途上国がいかなる諸要因を抱え、それを脱却するためにはどのような協力が最適であるのか、先進国のドーナーはいかにして貢献できるのか、このような視点で開発(学)を終始捉えがちです。

写真1-クラスメート
しかし、途上国の人々は全く異なる価値観の中で「Development (Studies)」を学んでいます。ケニアやインドなど途上国から来た彼・彼女達は「Development Studies = 自国の社会・経済状況の発展(学)」という、自国の経済的、または社会的な要因に基づく貧困問題を対処していくことに焦点を置いています。ここに多様な国籍が集うイギリスで開発を学ぶ意味を見出しました。 日本で開発を学ぶ時に落ちいりやすい先進国から開発援助としての「開発学=国際協力学」という殻を、様々な国籍が集うイギリスの学生生活の中では、「開発学=自国発展学」という途上国の学生の意見を聞くことにより破ることができます。また、先進国・途上国という、プロジェクトの上下関係もない同じ大学院生という平等な立場だからこそ、途上国から来た彼ら彼女らの視点による「Development Studies」の在り方についての本音を聞くことができます。

「開発の舞台における主演となるべきは途上国の人々であり、先進国のプロジェクト運営者やドーナーは主演をサポートする脇役であるべき」

イギリスの大学院という多彩で多様な環境だからこそ、この開発観のように幅広い教養を身につけることができます。そして、開発研究の世界有数校であるサセックス大学だからこそ、最先端の知識や動向を体系化でき、更に「開発における多様な価値観の再構築」することができる。イギリス、サセックス大学で開発を学ぶことで多くのことに気付かされた−今そう強く感じています。私自身は、来春から民間企業に就職することが決まりましたが、配属先が海外事業部ということもあり、これからは、社会インフラの観点から企業の本業を通しての国際協力の在り方を追及していきたいと思っております。

 

「一生を懸けて国際協力」

 

これが開発そのものに悩みながらも、未だ描き続ける貫き通したい私の夢です。サセックス大学で得た多くの知識、経験、そして友人の存在を忘れず、いつまでもこの夢に挑戦して未来につなげて生きます。一人一人が世界の貧困について考えて行動すれば、いつか世界は変わると信じて、未来へ可能性のバトンをつないでいく。そのことが皆様と一緒に出来れば望外の喜びです。

末筆になりましたが、両親をはじめ、今まで私の人生に関わって下さった皆様に溢れんばかりの感謝を添えて、このレポートを締めくくらせて頂きたいと思います。 今までお読み頂き、本当にありがとうございました。