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体験談

サセックス大学で国際関係、人権を学ぶ 第4回 修士課程の前期/後期はどう違う?

幡 寿世さん

幡 寿世さん

留学分類:大学院留学
専攻名:人権 MA in Human Rights, School of Global Studies
留学期間:2012年9月〜2013年9月
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国際関係学や開発学の分野で評価の高いサセックス大学の国際学部(School of Global Studies)で、人権を専攻する幡さんの留学生活をレポートします。政府、国際機関、NGOやビジネスなどで世界的に活躍する卒業生を多く輩出する大 学で、幡さんも国際舞台を目指します。

後期が始まり、もうすぐ1ヵ月が経とうとしています。
今回は前期の授業と後期の授業の比較をし、その違いについてお話したいと思います。

前期 〜イギリス修士課程の試験は?

まずは前期のゼミについてですが、一言でいうと、人権を多方面から考察できるようにするためのものでした。

片方のゼミは@人権を哲学的側面(歴史も含みます)から考察し、
もう片方のゼミはA社会的、文化的側面から考察を行うものでした。

特に@のゼミは、トピックによって具体性を欠くものも多く、勉強していても雲をつかむような、本当にこれで勉強できているのかと思うこともしばしばありました。

対して、Aのゼミは人権の抱える問題を具体的事例と共に紐解くものでした。
漠然とした「人権とは?」という質問から、次のステージへ連れて行ってくれるような内容でした。
このゼミを通し、セオリーと現状のギャップを深く知ることができました。

前期は、ゼミごとにアセスメント方法が異なり、
  • ゼミ@は5,000語のペーパー
  • ゼミAは3時間の筆記試験
で評価されました。
筆記試験は、時間内に短いエッセイを3つ書くと言う形式のもので、当然何を聞かれるかわからないので、しっかりと勉強する必要があります。

やはり修士ですので、「中途半端に書かれたものでは成績をあげられないよ。」と先生もおっしゃっておられました。だからといって怖がる必要はなく、日々の生活でちゃんと勉強をし、貯金をしておくことが大切になってきます。
学期中にちゃんと勉強に取り組んでいたかがテスト期間中にものをいいます。
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写真:冬休みの図書館

後期 〜修士論文を意識したコース選び

後期についてですが、私は現在、「国際関係の中の人権」「(開発)援助構造」というゼミをとっています。

前期が2つとも必修のゼミであったのに対し、後期は2つとも自分で選択することができました。
後期の授業を選ぶ際に重要になってくるのは、「修士論文で書きたいトピック」です。
興味があるものを取ることも必要ですが、ある程度、「修士論文」ということを念頭において選択した方が良いように思います。

前期とは違い、後期のゼミでは色々なコースから生徒さんが集まってくるので、自分がこれまで勉強したことを共有する場でもあり、同時に他のコースの生徒さんから学ぶことも多いです。

国際関係のゼミは、人数も多く、20名弱?います。
国際関係における具体的なトピックを取り上げ、その中で人権がどのような役割を果たしているかを勉強しています。
国際関係は哲学的考察が必要とされるため、前期で得た知識を活用し、それらのトピックを掘り下げていく必要があります。つまり、前期で作り上げた土台の上に新たな知識を積み上げていくような感じです。

援助構造の方のゼミは人数も10人ほどなので、毎回小さなグループにわかれてプレゼンをしたり、グループディスカッションをしたりします。生徒さんの中には勤務経験がある人もおり、そういった人たちの経験談を聞けるのはとても貴重な機会です。
また、こちらのゼミでは実務を通して書かれた文献などを読むので、どういった問題が現場で広がっているのかを知ることができます。
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写真:ブライトンビーチの夕日。ここ最近はずっと晴れていて気持ちがいいです。

前期と後期のちがい

前期と後期の授業を簡単なポイントにすると...

  1. 前期の授業は抽象的なトピックが多いが、自分の知識の土台となってくるものであり、後々重要になってくる。
  2. 前期で得た知識の活用、またはそれらの知識があるからこそのトピックが後期のゼミでは扱われる。
  3. 後期は前期と比べ、アウトプットをする場が多い。
...という点にまとめられるように思います。

前期があっての後期という気がします。
前期はイギリスに来て間もないころでもあり、しんどいことも多いと思います。しかし、そこを乗り切ることが留学を自分のものにするか否かのカギになってきます。

後期はゼミだけでなく、修士論文もそろそろ始まってくる時期です。
コースによってばらつきもあるようですが、だいたいどこも2月の上旬に修士論文のトピックについての簡単なフォームを提出しなければいけませんでした。そのフォームによって自分の指導者が決まるようです。

ゼミ以外にも、修士論文のためのワークショップも始まり、前期と比べると忙しくなりました。