US mini logo | 留学をお考えの方へ | 出願する方へ | 教育機関・企業の方へ |

大学について

体験談

サセックス大学で国際関係、人権を学ぶ 第5回 修士論文の書き方

幡 寿世さん

幡 寿世さん

留学分類:大学院留学
専攻名:人権 MA in Human Rights, School of Global Studies
留学期間:2012年9月〜2013年9月
beoの留学サポートを利用して留学


国際関係学や開発学の分野で評価の高いサセックス大学の国際学部(School of Global Studies)で、人権を専攻する幡さんの留学生活をレポートします。政府、国際機関、NGOやビジネスなどで世界的に活躍する卒業生を多く輩出する大 学で、幡さんも国際舞台を目指します。

前回のレポートからずいぶんと日が経ってしまいましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

こちらは今年、異常気象?と言われており、例年の3月よりもずいぶんと寒かったようです。雪も何回か降り、そのたびにバスが動かなくなったり、学校の図書館が閉まったりと大変なことが多かったです(イギリスの人は雪に免疫がないようで、10センチ弱積もっただけで学校がなくなるなんてこともしばしば)。

hata_5_1.jpg

そんなこんなで3月が終わってしまいましたが、今こちらはイースター休暇中です*。なんでも、イースターを祝うための習慣は各国違うようで、イースターエッグを隠して遊ぶのはアメリカの習慣だそうです(スイスの友人から聞いたところによると)。
そして、イースターに食べるというパンを食べました。(英語名はHot-cross bun)シナモンとナツメグ、レーズンを入れて焼いたもので、とてもよい香りがしていました。上の十字はキリスト教、イエス様を表しているようです。

*2013年のイースターは3月31日

修士論文とタームペーパー

先月、修士論文(修論)が始まったことを少し話しましたが、この1ヶ月でまた少し発展があったので、そのことについてお話します。

修論の執筆は、まずどのテーマで書きたいかというフォームを提出することから始まります。つまり...

  1. フォーム提出(2月初旬)
  2. スーパーバイザー決定(2月中旬)
  3. 先生と連絡をとりつつ自分の修論の内容を絞っていく
  4. アウトライン提出(5月末)
  5. 修論執筆(6月〜8月末)

という流れで進んでいきます。
現在は3番の段階で、修論の範囲を絞るために本などを読んでいます。


修士論文の担当教授を決めるために根回しが必要な場合も

スーパーバイザーの先生からは、もちろん自分からコンタクトを取らなければいけません。先生によってはオフィスアワーそのものを修論の担当生徒のために解放してくださる方もおられますし、オフィスアワー以外の時間で会う人もいるようです。

自分でスーパーバイザーを選べる専攻(経済系など)は、第1希望から第5希望まで出すようです。
そういった学部には人気の先生などもいるようで、その場合は決まる前から自分のやりたい内容について相談などをしておく(つまり顔を合わせておく)と、その先生から漏れる確率が低くなるみたいです。
もっとも、私の学部は自分で選ぶのではなく、2月初旬に提出したフォーム内容に基づいて、私のコースを担当している先生がその内容に適切な先生を選んでくださるという方式でしたので、その心配はありませんでしたが。


文献、インターンシップ、インタビュー、それぞれをベースにした修士論文を書くことができます

修士論文は、文系の学部によっては3通りの書き方が認められています。
1つが通常のように本や文献などを使って書く「図書館ベース(library-based)」、「プレイスメント・ベース(placement-based)」というもの、「インタビューベース(interview-based)」があります。

プレイスメントというのは、いわゆるインターンのようなものです。ただ、プレイスメントをするとなると、色々細かく制約があり、例えば、期間は5月から7月末までの3ヶ月間で(それ以上でもそれ以下でも認められません)、自分の関わりたいプロジェクトをしている企業に自分からコンタクトを取らないといけない...などです。まだ始まったばかりの試みらしく、学校も試験的に院生を泳がせているだけのような感じがしますし、サポートも皆無に等しいです。

またプレイスメントは、携わるプロジェクトが安全かどうかを学校に提出しなければなりません。例えば、そのプロジェクトの対象が麻薬常習者でないか、子供兵でないか、孤児でないか...など、様々な点があげられています。一見問題なさそうなのでも、ひっかかることがあるようです。
ちなみに、プレイスメントをした場合、修論をそのプレイスメントでの経験をもとに書くことになります。また、提出まで約1ヶ月あるので、その間に修論を仕上げることが求められるそうです。

インタビューベースの修論を書く場合もプレイスメントとほぼ同様ですが、違いといえば、修論に費やせる時間がプレイスメントの場合よりも長くなるということだと思います。 修士論文とは別に、タームペーパーも並行してやっていますが、5月末(提出)までがこの留学中で一番忙しくなるのではないか...と思っています。


修士論文よりタームペーパーのほうが語数が多いのに、作成期間は短いのはなんでや...

タームペーパはそれぞれ5,000語ずつ、修論のアウトラインが2,500語なので、あと2ヶ月で12,500語と、修論よりも文字数が多いのに(修論は10,000語です)、与えられた期間は修論よりも短いのはなんでや...と、コースメートが文句たらたらでした笑
かく言う私も、同じことを考えたわけですが、そんなことは考えず、ここで勉強できることの感謝を忘れずに日々頑張りたいと思います。

今回はなんだか文字ばかりで面白くない内容になってしまいましたが、最後までお付き合いありがとうございました。
最後に、学校の春模様を写真でお届けいたします。
木にブランコをくくりつけちゃうなんて、日本にはない光景だなぁと思って、つい写真を撮ってしまいました。

hata_5_2.jpg

次回はもう少し明るいことが書けたら思います。