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体験談

サセックス大学で国際関係、人権を学ぶ 第8回 アメリカでNGOのインターンシップ

幡 寿世さん

幡 寿世さん

留学分類:大学院留学
専攻名:人権 MA in Human Rights, School of Global Studies
留学期間:2012年9月〜2013年9月
beoの留学サポートを利用して留学


国際関係学や開発学の分野で評価の高いサセックス大学の国際学部(School of Global Studies)で、人権を専攻する幡さんの留学生活をレポートします。政府、国際機関、NGOやビジネスなどで世界的に活躍する卒業生を多く輩出する大学で、幡さんも国際舞台を目指します。

アメリカのNGOでインターンを始めて約3ヶ月が過ぎましたが、初日のことが昨日のように思い出されます。短いようで長く、長いようで短かったなと感じます。

勤務先はウォールストリートの辺りで、月曜日から金曜日の10時〜18時で働いています。

 所属しているNGOについて

人身売買やDV被害者のサポートを提供しているNGOで、法律部門に所属しています

私のいるNGOは、人身売買やドメスティックバイオレンス(DV)の被害者のサポートをメインにしている組織です。NGOにしては大きく、全体で150人程度のスタッフがいます。そのなかでも法律部、クリニカル部、児童部に大きく仕事がわけられており、私がいるのは法律部門です。

最初の2、3日はアメリカの人身売買やDV などの法律について学び、その後から本格的にシャドイングを始めました。裁判所に行って被害者の方の裁判に立ち会ったり、加害者の裁判に被害者の方々と立ち会ったりしました。現在も、市役所で開かれる会議に参加したり、他団体や国連がホストするパネルディスカッションに参加したりと、毎日が充実しています。

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(写真:国連でのパネルディスカッション開始前の様子)

仕事の内容もだんだん深くなっていき、フェミニストの方々を記念するためのプロジェクトの立ち上げ、人身売買を規制する新たな法律を通してもらうための運動、被害者の方々のインタビュー...などに携わっています。一緒に働いている人も本当に良いひとたちばかりで、金曜日や土曜日はバーやイベントに一緒に出かけたりもします。

 インターンを経験して感じること

同じ分野で働いている人たちと興味のあることについて話し合えるので、本当に楽しいです

インターンに来て良かったと思うことは、まず、その分野で働いている方々に会ってお話できる機会があるということです。パネルディスカッションに行くだけでも色々な人と知り合いになれるし、自分の興味のある事柄について話し合えるというのは本当に貴重だと思います。同僚の人との会話も自然と女性の権利や人権についてのものになるので、会話しているだけでも本当に楽しいです。NGOの世界は、人とのつながりが一番大切で、それが後々自分のキャリアにつながっていくのだと実感しています。

実際に働いてみることで、将来進みたい部門が明確になります

次に、実際に働くことで、将来自分がどの部門でキャリアを積んでいきたいのかが明確になるということです。NGOでキャリアを積んでいくのなら、部門まで明確にしておくことがひとつのステップになっていくと思います。 最後に思うことは、ニューヨークという場所のアドバンテージです。国連が近いこともありますが、色々な会議やパネルがいたるところで開催されており、私の上司も良くパネリストとして参加するので、そういったものに参加できる機会が常にありますし、学ぶことがたくさんあり、充実しています。

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(写真:マンハッタンから臨むニュージャージー州)

 アメリカのビジネス文化

仕事だけではなく、アメリカのビジネス文化も肌で感じています。日本の企業だとグループが一つの単位として考えられますが、こちらでは一人一人が単位として存在し、個体でみるとやっていることはそれぞれ違うのですが、集めて考えるとなにか一つのことに向かっている...という感じです。

出社時間や勤務時間は人それぞれ、適当な時間にお昼食べたりおやつを買いに行ったりしてます

勤務時間や出社時間も人それぞれ違い、遠くに住んでる人は11時や12時など遅い時間に来たり、早い人は9時ごろに来ている人もいます。お昼ごはんもそれぞれ適当な時間に食べて、夕方になるとおやつを買いに行ったりする人もいます。帰る時間も17時や18時ごろに適当に帰り始めます。最初はちょっと戸惑ったりしましたが、最近はもう慣れました。文化の違いが形に出るとはこういうことなのか...と初めて実感しました。

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(写真:ワシントンスクエアで開かれた枕なげイベント)

ニューヨークはまだ比較的涼しいのですが、だいぶ暖かくなってきて、お昼どきの1時や2時になると、ウォールストリートにあるベンチなどに座ってお昼を食べている人々で賑わっています。また、この辺りは9.11以来、テロ対策として車が通れなくなっているので人が出てきやすいというのもあるのだと思います。

インターンを通して、人身売買やDVに対しての考え方が変わり、自分の中の視点が増えたと感じています。あともう少し、こちらでインターンをする期間が残っているのですが、初心を忘れずに頑張ろうと思っています。