大学学部で学べる分野
サセックス大学の大学学部コースは、3つの形態から選べます。
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Single honours:専門科目を1つ選択します
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Joint Degree:専門科目を2つ選択し、それらの科目を平行して学びます。
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Majors and minors:専門科目を2つ選び、1つをメジャーとして学び、もう1つをマイナーとして学びます。

グローバル研究学部(School of Global Studies)
サセックス大学グローバル研究学部では、不平等、人権、気候・環境変動、戦争と平和、公衆衛生や金融危機、不寛容や差別といった現代の地球規模課題の解決に取り組んでいます。
開発学 Development Studies

開発学は、気候変動・紛争・移住など、私たちの世界を形づくる地球規模の課題に対して、文化・政治・経済・地理・社会など多角的な視点から新しい解決策を探究する学問です。
サセックス大学の開発学は、2017年以降、継続して世界1位に選出されています。
【ポイント】
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時代遅れの「先進国」「途上国」という単純区分に挑戦する
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多角的視点から世界的な動向を理解し、社会や集団への影響を分析する
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植民地主義や制度の遺産を批判的に検討し、現代の政治・社会・経済・環境問題の根源に迫る
国際関係学(International Relations)
国際関係学の学位コースでは、学生が見聞を広げ、体系的に考える力を養い、ニュースの見出しを超えて背景や構造を深く読み解く力を培います。
学士課程は9つを開講。国際関係学に特化したコースに加え、地理学・歴史学・人類学・国際開発学・社会学・法学・政治学と組み合わせて、より広い視野で国際関係学を学べるコースもあります。言語科目との組み合わせも可能です。

【ポイント】
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過去200年にわたる世界の社会・経済・政治システムの歴史を学ぶ
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世界政治を分析し、その是非を論じてきた多様な思想家の理論を学ぶ
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国際法・地球環境変動・国際機構・安全保障など、各自が選択したテーマを掘り下げて研究する
メディア・芸術・人文科学学部
(Faculty of Media, Arts and Humanities)
サセックス大学のメディア・芸術・人文科学学部では、文学・歴史・美術史・哲学・メディア・映画・音楽・演劇・ジャーナリズム・言語学など、幅広い分野のコースを提供しています。
メディアとコミュニケーション
(Media and Communications)

本コースでは、専門家による最新知見を学びつつ、英国の活気あるメディア業界とつながりを築き、変化の大きい現場で活躍できる力を養います。
現代の文化学に関心があり、メディアが文化・社会・政治に与える影響を深く探究したい方におす すめです。
【ポイント】
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従来メディア/デジタルメディアと社会の関係を体系的に理解する
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ジェンダー不平等から社会におけるメディアの役割まで幅広いテーマを横断的に学ぶ
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生成AIや報道倫理など、メディアをめぐるグローバル課題を研究する
メディア制作(Media Production)
本学には実技を通して学ぶためのメディア系コースが充実しています。学生は校内の機材を自由に使い、メディアラボやスタジオなどの専門施設で制作に取り組めます。
さらに、デジタルメディアの中心地ブライトンに拠点を置く企業との強固なネットワークを活かし、授業・プロジェクト・インターンシップを通じてキャリア形成も図れます。

【ポイント】
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プロ基準の施設・機材を用い、多様な制作スペシャリストから技術と業界知識を習得できる
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ブライトンの企業ネットワ ークを活かし、専門家のレクチャーや実習の機会を獲得できる
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芸術の街ブライトンの施設・イベントで作品を発表し、ポートフォリオを強化できる
演劇(Drama studies)

演劇を学ぶことで、社会がいかに「ドラマ」として表象されるのかを、理論と実践の両面から探究し、卒業後に多様な 文化圏で活きる幅広いスキルを身につけます。
本プログラムでは、実践的なワークショップやセミナー、定期的な劇場訪問、アーティストや専門家とのディスカッションといった専門学習に加え、スタジオでの共同制作や上演などアウトプットの機会も豊富です。ブライトンには劇場が数多くあり、現場での経験を多様な形で積むことができます。
【ポイント】
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脚本執筆・演出・舞台美術・振付など、上演芸術に関わる表現技法を体系的に修得できる
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Attenborough Centre for the Creative Arts(ACCA)をはじめ、学内外の芸術施設でプロ水準の技術に触れられる
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ACCAでは演劇・ダンス・音楽・文学・映画など世界トップクラスの公開プログラムを鑑賞・参加できる
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アーティストや団体とのパートナーシップを通じ、芸術・文化・教育分野での実務経験を獲得できる
法学・政治学・社会学部
(School of Law, Politics and Sociology)
サセックス大学では、法学・政治学・社会学の視点から、世界の社会動向や社会問題をより深く理解するための研究・教育を行っています。
社会学(Sociology)

サセックスの社会学コースは、社会学と犯罪学を横断して履修できるのが大きな特長です。
サセックス大学は社会学分野で世界39位に選出されており、2017年以降、継続して世界1位の開発学との連携も強固です(QS World Ranking 2025)。社会学の視点からグローバル課題の解決に挑みたい方に強くおすすめします。
【ポイント】
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現代社会を批判的に分析し、社会正義・ジェンダー不平等・移民などの課題を多面的に研究できる
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世界的な動向を多様な視点から捉え、各社会や集団(コミュニティ)に与える影響を理解できる
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社会学コミュニティ(教員・学生主催の社会学協会など)が、ディスカッションや討論イベントを通じて学習・研究を手厚くサポート
ビジネススクール(Business School)
サセックス大学のビジネススクールは、経営学や経済学といった従来のビジネス分野に加え、科学技術やイノベーションといった、これからの時代に重要性が増すテクノロジー領域も土台にしています。世界で活躍するビジネスパーソンに不可欠な知識とスキルを、学際的に身につけられます。
国際ビジネス(International Business)

サセックス大学は開発学で世界トップクラスの評価を継続的に受けており、これを背景に国際関係学・政治学・文化研究にも強みがあります。
グローバル化が進むビジネス環境では、各国の法律・政治・文化の理解が不可欠。サセックスはそうした総合力を養うのに適した大学です。
【ポイント】
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グローバル市場で働くための戦略的思考力・問題解決力・高度なコミュニケーション力が培える
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国際的な学習環境のもと、ゲスト講義、職業スキル開発、多様なワークショップを通じて新たな視点とアプローチを獲得できる
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EU、北米、東アジア、東南アジア、東欧・中欧など主要地域のビジネスを学習できる
経済学と持続可能な開発学
(Economics and Sustainable Development)
サセックス大学の開発学研究の特徴の一つは、学部間の垣根が低く、横断的な研究が可能な点にあります。さまざまな観点が必要なため、多様な分野の専門家が協力し合い、世界をリードする研究を行っています。
その強みを生かした「経済学と持続可能な開発学」は、サセックスの学際性を体現するプログラムです。

【ポイント】
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世界的な動向を多面的に理解し、各社会への影響を分析できる
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経済学、気候変動、持続可能性、開発、定量分析、応用政策分析を体系的に修得できる
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経済安定、食料安全保障、グローバルヘルス、移住・避難、気候危機などの政策課題を学べる
心理学 Psychology
学部には、発達臨床心理学や社会的応用心理学、認知・行動神経科学を含む幅広いリサーチエリアを支えるために、すばらしい実験施設が完備されています。約50名の研究生と40名の大学院生がこの学部で成功を収めています。
心理学部概要
人類以外の生物の生態と同様に、人類の経験領域のすべての要素が、心理学で学ぶ範囲として捉えることができるでしょう。 心理学の分野では、グループや組織での行動、子供の発育、心の研究、個の性格、精神病理学、知覚、認知、感情などとても多くの トピックが存在します。心理学を学ぶことで、広範囲の知識と技術が身につき、 卒業後もヘルスサービス・教育・ビジネス業界におけるプロの心理学者として活躍するなど、就業の機会も幅広いものとなります。
心理学コースでは、優れた心理学の基礎知識となる必須科目のほか、とても多くの選択科目を用意しており、学生は自分の興味のある分野について深く学ぶことができます。 4分の3は心理学の核となる必須科目について学び、4分の1の割合で、自分の選択科目について学びます。ですので、授業の4分の3は他の心理学部の学生とともに、 心理学を学ぶ上での基礎となる内容を習得します。選択科目では、哲学や社会学、生物など、心理学と異なる分野や、語学(スペイン語・フランス語) をマイナー科目として学ぶことも可能です。心理学の学位はBritish Psychological Societyから授与され、学士号取得後は専門分野のプロフェッショナル 心理学者として、さらに進学するこが可能となります。
講師の数も40人以上と、心理学部はとても大きな学部です。最終学年で選択する、選択科目(オプション)も多数開講しており、最終学年の学生には 最終研究プロジェクトを進めるため、専任の講師が指導にあたります。また、北アメリカやヨーロッパへの短期留学(1学期)を希望する学生には、提携している大学を紹介しています。心理学とアメリカ研究を専攻している学生は、 最終学年を北アメリカで過ごすことも可能です。
心理学コースの施設は大変充実しており、学生の研究に役立っています。また、社会人学生や、北アメリカ・ヨーロッパからの交換留学生など、 様々なバックグラウンドを持つ学生が在籍しています。大学入学前から心理学の知識のある学生を求める大学が多いなか、当校では文科系・科学系の分野を学んだ学生も幅広く 受け入れています。
<卒業後の進路>
マーケットリサーチ、人事関連職、教職・ソーシャルワーク、クリニックやヘルス・教育関連機関でのプロフェッショナル心理学者になるための進学など
