川崎 笙子さん
beoの留学サポートを利用して留学
留学分類: | 大学院留学 |
専攻名: | |
留学期間: | 2018年7月~2019年9月 |
慶應義塾大学の看護医療学部をご卒業され、本年まで慶應義塾大学病院でご勤務されていた川崎さん。ご自身の人生に「期間」の区切りを設け、常にその先をお考えだったとお話しいただきました。『人々が健康に暮らせる世界』を目標に、来月、2018年7月からサセックス大学 University of Sussex の開発学コースへご留学されます。
イギリスは開発学発祥の地として、分野研究が盛んで強みとなっていますが、中でもサセックス大学を選んだ理由や、卒業後のビジョンについてもお聞きしました。
留学をしようと思ったきっかけや、理由があれば教えてください。
小学生の頃、国際理解の授業で発展途上国の存在を知り、生まれた国が違うだけでこんなにも生活が変わってしまうのかと疑問に持ちました。
そして、人々が健康に暮らせる世界を目標に、看護師になりました。臨床での経験は5年までと決めていたので、常にその後のキャリアについて考えており、途上国支援を行っている企業やNGO、国際機関の求人を見ていると、希望する職種のほとんどが大学院卒業していることを条件としていたため、大学院に進学することを決めました。卒後のキャリアを考えたときにネイティブ並みの英語力が必要であると考え留学を決心しました。
留学先を決めるにあたって、どのようにして情報を集めましたか?
カウンセラーの方との相談や、大学のホームページを熟読しました。
留学先の絞り込みのポイントは何でしたか?なぜイギリスを選んだのかも教えてください。
開発学の発祥の地であるためイギリスへの留学を決意しました。また、英語力の向上を目指したのもイギリスに決めた理由のひとつです。
最終的にサセックス大学の開発学プログラムを選んだ理由は何でしたか?
世界の人々の健康を目標としていたので、
開発学と保健・医療を結び付けて学べるように、保健・医療も関連して研究を行っている教授、講師がいる大学を探しました。
また、イギリス国外でのフィールドワークを行いたかったので、いちばん長期のフィールドワークを行うことができるサセックス大学を選びました。世界屈指の開発学研究機関であるIDSもあり、図書館の所蔵数が素晴らしいことが決め手となりました。
留学をするにあたっての一番乗り越えなくてはならない壁は何でしたか?(費用、休暇の確保など)
一番最初にカウンセリングを受けたときには、
「こんなに費用が必要なのか!」
と驚きました。奨学金ももらえなかったので、ボーナスを使わずに貯金し、買い物も抑えて生活を切り詰めることでなんとかなりました。
また、
働きながら、英語を勉強することはいちばん辛かった
と思います。奨学金を検討していた時も、英語のスコアが足りずに応募をあきらめたものがあったので、正直なところ、1年間語学学習に費やしてから留学してもよかったと思っています。
beoのサポートを利用したからこそ実現できたと思うことがあれば教えてください。
第一に、私の話を聞き、開発学がより目標に近いのではないかと一緒に考えてくれたカウンセラーさんにとても感謝しています。
beoメンバーサイトで公開されている、以前のメンバーの方々の志望動機書はとても参考になりました。また、beoで開催されている体験レクチャーは海外の大学院での授業を体感することができ、現地でのイメージがついたので貴重な体験だったと思います。
出願先の大学に提出する書類に関して、出願前に必要な書類の指示をしてくれる点、不備や漏れがあれば事前に指摘をしていただける点など、出願に万全の状態で臨むことができました。
留学先での目標や、実現したいことがあれば教えてください。
無事に修士課程を修了することが第一の目標です。
留学先で様々なバックグラウンドを持った学生とともに勉強できることがとても楽しみです。長期でフィールドワークに出かけることになるかと思うのですが、論文につながるしっかりとしたリサーチをしたいです。
留学を終えた後の、将来の目標やビジョンがあればぜひお聞かせ下さい。
人々が健康に暮らせる世界を実現したいです。
NGOや国際機関などいろいろな働き方を検討して自分の考えにあった仕事を見つけたいです。
留学したいとお考えの方や、留学を迷っている方へのメッセージをお願いします。
なぜ留学したいのか、留学によって自分や他人の人生にどのように変化があるのか、じっくり考えて決めてください。 目標が明確であり、留学が必要があると考えれば今にでも一歩踏み出すべきです。 準備は早いに越したことはありません。
「こうしたい」「こうなりたい」という明確な目標と強いご意思を持って留学を決意された川崎さん。 費用面、奨学金、英語準備についても働きながら準備をしていく、リアルなお気持ちをお伝えいただきました。留学の大きな壁となる現実的な問題ですが、川崎さんがどう乗り越えたかも、参考になりますよね。 ぜひ、開発学に関わる国際的な仕事を掴み、「人々が健康に暮らせる世界」のため、サセックス大学でがんばってください。
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